クラビット錠の様々な適応菌種と適応症

抗生物質クラビット錠には複数の適応菌種や適応症があります

ジスロマック錠の効果・作用について

現在日本でも大流行をしている淋病・クラミジアを、服用するだけでしっかりと治療してくれるのが抗生物質・クラビット錠です。この様に性病菌に効果が高い事は実に有名ですが、このクラビット錠は他の感染病に関しても効果を発揮します。クラビットの有効成分はレボフロキサシンで、これはニューキノロン系の抗生物質です。日本の第一三共製薬が発明した薬品で、多種にわたる細菌感染症に適応能力を発揮する新薬として注目を浴びました。医療現場では性病治療の他に、気管支系感染症に処方される事が多く、一般の方でも服用経験のある方は少なくありません。また他の抗生物質と併用して、結核や骨盤腹膜炎の治療薬としても活躍しています。それで摂取方法は経口摂取や静注、そして点眼剤でも利用可能です。

クラビット錠の適応菌種について

クラビットの有効成分レボフロキサシンが殺菌効果に優れている適応菌種については、まずブドウ球菌や連鎖球菌があります。これらの菌は咽頭炎・リンパ炎・扁桃炎などの病原菌です。また腸炎球菌の殺菌効果にも優れています。そして性病菌では淋菌やクラミジア菌やマイコプラズマ菌の感染治療にもよく処方されています。その他にも結核菌や大腸菌などによる感染症、嫌気性菌を含むグラム陽性菌群及びグラム陰性桿菌なども適応菌種とされています。この様に様々な感染症に対して治療効果を発揮します。ですが適応菌種以外の感染症に利用した場合は耐性菌の発生などの心配がありますので、個人ユーザーの方はくれぐれも注意をしましょう。

クラビット錠の主な適応症について

先に挙げた最近の感染で生じる症状としては、まず肺炎や慢性呼吸器病変の二次感染、急性気管支炎に咽頭・喉頭炎、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍といった扁桃炎などの呼吸器官系の感染があります。また乳腺炎や肛門周囲膿瘍や腎盂腎炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフスにコレラなどにも効果を発揮します。そして性器に関係した感染症としては淋病・クアミジア感染症、前立腺炎に精巣上体炎。副睾丸炎、尿道炎、涙嚢炎、子宮内感染及び付属器炎、子宮頸管炎なども適応症になります。その他にも、麦粒腫や外耳炎・中耳炎、そして副鼻腔炎、また歯周組織炎や歯冠周囲炎、顎炎、さらに深在性皮膚感染症やリンパ管・リンパ節炎などなど、実に多岐にわたる治療効果があり、様々な治療の現場で使用されています。